フォームは十人十色

駅伝やマラソンのシーズンになりました。
今日は走るフォームについて感じることを治療家目線でお話しようと思います。
ランニングフォームは本当に十人十色です。
それぞれ体型や骨格が違うように、その人にあったフォームがあるので、これが正しい、これが悪いと簡単に決められるものでは決してありません。
けれど、速い人には共通点があるし、遅い人にも傾向はあります。
シカゴマラソンで日本記録を更新した大迫傑選手のように、腰を高く、ストライドを広く、そしてフォアフットの走りにフォームを変えよう!と思って真似しようとしても、その走りに見合った筋力や身体を持ち合わせていなければ全くもって不可能だし、むしろ怪我をしてしまいます。
今の自分のランニングフォームには、「そうなっている理由が必ずある」ということです。
走っている最中に、
もっと腕を振って!
腰が落ちて来たぞ!
背中が反ってきた、もっと前傾で!
などと学生であれば指摘されることもあるかと思いますが、
それをランニングの最中に改善しようと思っても難しいし、意識するだけで改善できるような簡単なものではありません。
改善を目指す前に、
まず今のフォームがどうなっているのかを動画等で把握して、自分を一度客観視してみましょう。
実際に目でみてみると、
自分の感覚と実際の動きにはズレが生じていることが多いです。
私は陸上ではなく、ダンスを長く続けていたので正直分野は違うのですが、自分の踊りを動画で撮ってもらって実際に見てみることは、指摘されている事を改善するための近道でした。
例えば、
後半疲れ始めた時に腰が落ちて姿勢が崩れるのであれば、
腰が落ちる
同時に膝も曲がる
膝が曲がれば、当然伸ばす筋肉である大腿四頭筋が余計に働くことになる
脚の力に頼る走り方になり疲れやすくなり、張りやすくなる
上下動も大きくなるので、衝撃を多く受けやすい(怪我のリスクも増える)
後ろ重心になって足が前に出にくくなり、スピードも出づらくなる
ではそうなってしまう身体の弱さはどこにある?
どこを改善したらいいのかな?
と色々と考えることができます。
ランニングという動き自体はすごくシンプルだけれど、走る動きの中で関節や筋肉等を意識する事はとても難しいです。
ランニング中ではなく、弱い部分の強化はトレーニングで、
緊張の強い所はストレッチやマッサージでケアをして、可動域を広げたり筋肉同士の連動性を高めていく。
むしろシンプルなトレーニングの中で改善していくことが可能だと思います。
そうすることで、自然と自分が理想とするフォームに近づけるはずです。
速くなるためには、
練習、トレーニング、身体のメンテナンス、食事、睡眠もそしてフォーム、あらゆることが必要です。
まずは一度、自分の動きを自分の目で確かめてみてくださいね。
うちだ治療院 内田明日香

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