鍼の上にお灸を乗せて、燃焼させる灸法を
「灸頭鍼」といいます。
鍼嫌いだった私が、鍼を好きになり、効果を一番実感したのが、この灸頭鍼なのです。
腰やお腹に施すと、じんわり体の芯から温まり、治療後も温かさが持続します。
生理痛、生理不順、冷え性、胃腸不良などの女性特有の疾患に本当に良く効きます。
私自身、生理痛がひどく、あんまマッサージ指圧、鍼灸の学生時代にも、
お腹が痛すぎて、ロッカーで倒れこみ、先生が来てくれて介抱してもらう、なんてこともありました。
治す立場の人間がこれではさすがにいけないと思い、あれこれ人体実験のように試した結果、やはり灸頭鍼に落ち着きました。
鎮痛剤に頼ることもまだありますが、(頭痛や生理痛など、急性の痛みをすぐに止めたい場合、やはり鎮痛剤が効くので、患者さんにも、薬を飲むななどとは言いません。)
ケアをするようになり、飲む量が随分減っています。
当院では、写真のようなお灸を使用します。
これはもぐさを一度炭化させているため、煙が出ず、匂いもなく、安全キャップをつけるので落下の心配がありません。
燃焼温度もしっかりあります。
日本の鍼の老舗メーカー、セイリンと、灸の老舗メーカー、釜屋がタッグを組んだ商品ですので安心です。
タイミングとしては、もうすぐ生理になりそうな不調期に、前もって治療しておくと軽くなる場合が多いです。
生理前と生理が終わって調子のよい時期、月に2回ペースがおすすめです。生理の悩みは男性の治療家には言いにくいですが、気にせず何でもご相談下さいね。
ぜひ、鍼、灸ダブルのパワーを実感してみてください。
うちだ治療院 内田明日香