タンパク質は十分摂るべきだけれど、脂質は極力控えるべき。
脂質=悪というイメージが結構強いかもしれません。
しかし、
栄養素としての役割は沢山ありますし、特に成長期の子ども達やアスリートにとっては大切な栄養素です。
脂質の摂取量が少ないアスリートは、肉離れや骨膜炎、筋膜炎など、筋肉や膜の故障が多く、さらに故障が治りにくく再発に苦しむ事が多いと言われています。
身体の中の脂肪があまりに少なすぎると衝撃が筋肉にダイレクトに伝わりやすくなってしまうからだそうです。
そのため、筋膜と筋肉の間、筋肉内に脂肪があることは故障を予防するためにも良いことだとされているのです。
トランス脂肪酸の摂取や運動前の大量摂取などは避けなければなりませんが、脂質をうまく利用することはとても大切です。
〜脂質の役割〜
・エネルギー源
・同じ量のエネルギーを貯蔵する場
合、タンパク質や糖質の半分の重さですみ機能的
・ビタミンB1を節約できる
・生体膜の構成
・細胞膜の維持→欠乏すると皮膚炎、脱毛、腎変性などが生じる
・空腹感の軽減など
〜手羽先について〜
他の鶏肉の部位に比べて脂質は多いですが、血管を丈夫にし、皮膚のうるおいを保つコラーゲンやエラスチンなどの成分を豊富に含んでいます。
ビタミンAも多く、粘膜を丈夫にし病気の回復を手助けする働きがあります。
唐揚げにしても美味しいですが、魚焼きグリルで焼くと、結構な量の油が落とされて、パリっと美味しいのでおすすめです。
〜今日の献立〜
揚げない名古屋風手羽先
かぼちゃとクリームチーズのサラダ
豆苗とツナの和え物
具沢山スープ
納豆ともずく
※参考文献・・・「理論と実践スポーツ栄養学 鈴木志保子著」←オススメです♪
うちだ治療院